働く事の楽しさや、厳しさを学ぶ為に行われる「職業体験」。 泊小学校6年生から4名が来館しました。
まず、「那覇市伝統工芸館」の仕事の根幹は、「那覇市で古くから伝えられて来た工芸の魅力を多くの人に知って頂き、次の世代に受け継いでいく為の活動」である事をお話しし、当館のギャラリーで実際に作られた着物や陶器、漆器、ガラスを見てもらいました。 あたりまえではありますが、これらの工芸品を製作する事も仕事であり、それを見た子供達の中から「工芸士になりたい!」と言ってくれる子供を育てる為に私達の仕事があると言っても過言では無いような気がします。
ギャラリーで一通り工芸品を学んだあと、各工房を見て回り、その後販売場で自分が一番気に入った商品を選んでもらいました。 そして、なぜこの商品を選んだのかの理由を書いてもらい、今度は事務所へ移動し、慣れない手つきでパソコンにその思いを入力してもらいました。
黙々とパソコンに向かう子供達
さて、子供達は一体どんな商品を選んだと思いますか?
一番人気は琉球ガラス。 4人中3名が琉球ガラスを選びました。キラキラしているのが心を奪うのでしょうね?
わずか2時間程で働く事の「楽しさ」や「厳しさ」を学ぶ事は難しいとは思いますが、色々な仕事の中の一つして子供達の記憶に残ってもらえたらなと思っております。
最後に「何が一番たのしかったですか?」と質問したら、「プチプチをカットする事!」と満場一致のご意見。 余った時間にいわゆる『雑用』である、梱包材のプチプチをカットする作業をやってもらったのですが、これが一番楽しかったようですね・・・・。
以下は、子供たちが販売場で選んだ商品の写真と理由です。
着眼点がさまざまで、面白いですね。
①「琉球ガラスの花瓶」
このガラスの花瓶を見て思ったことは、空から泡が出ていて、海に入っていく感じがしました。表現を逆さまに描いているのが面白いと感じました。
下からだんだんと青に変わっていくのが、きれいだと思いました。途中に青いガラスがひねられて、くっついているのも人が見た時に「きれい」という印象を強くする工夫がされているのがすごいと思ったからこの商品を選びました。
大きな琉球ガラスの花瓶
②「琉球ガラスの大皿」
おたまじゃくしのような、形をした、透明な青色が可愛らしく、また、透明感のある緑色、黄緑色に、綺麗で華麗な皿と思いました。しかも、真ん中の円の中に、文字が書かれていて、細かい作業をしたことが伝わります。
作っているところを見学したとき、火にとても近く、火傷をしてもおかしくない程でした。
思わず圧倒してしまいました。。。
躍動感あふれる琉球ガラスの大皿
③「琉球ガラスのぐいのみ」
私が、一番いいと思った商品は、琉球ガラスの「86ぐいのみ長一筆」という商品です。
なぜなら小さくてかわいいし、青と緑の細い線が、入っていて、ハデというわけではないのに、ちゃんと目立っていたからです。
それに、この商品なら、観光客のみなさんも、荷物が重くなることもなく、いい商品を買う事ができると思います。
小さくて可愛いぐい飲み
④「壺屋焼の猫の箸置き」
私が一番良いと思った作品は猫のはし置きです。この作品を選んだ理由は、可愛らしい邪魔にならないくらいの手乗りサイズで、背中には心が休まる緑色の茎が描かれており、可愛いしきれいだと思ったからです。
工芸館オリジナル「猫シリーズ」の商品

